生成AIを使った返信
生成AIとは、ユーザからの質問や指示に従って、文章や画像などを生成することを目的としたAIです。
従来のチャットボットは、あらかじめ回答を用意しておく必要があったのですが、 この生成AIを使うと、ユーザの入力に対してAIが回答を生成してくれます。
Botbirdbizは、
- OpenAI
- Microsoft Azure
- Anthropic の各社のモデルが利用可能です。
ここでは、OpenAI社のChatGPTを使ってみます。
ChatGPTは膨大な量のテキストデータを学習することで、回答のテキストを生成しています。 情報ソースを検索しているわけではないので、間違った回答をしてしまうこともあります。
APIキーの取得
生成AIを利用する際には「APIキー」を取得する必要があります。
OpenAI社の場合
-
以下のサイトからアカウントを作ります。
-
サインアップ後、メニューから API keys を選択して +Create new secret keyをクリックします。
- Nameを入力してCreate secret keyをクリックします。
Nameはオプションですが、複数のAPIキーを管理するときに必要となりますので、名前をつけておくことをお勧めします。
Permissionsは、細かく設定可能ですが、トライアルの間はAllを選択してください。
- 表示されたキーをコピーしておきます。
OpenAIのAPIサービスを利用する場合、従量料金制の利用料金が発生しますのでご注意下さい。 料金につきましては、下記URLをご覧下さい。
Botbirdの全体設定
Botbirdのメニュー全体設定から「生成AIとの接続設定」を選択します。
赤丸の記号をクリックすると、OpenAI社の設定画面が開きます。
以下の画面で、「OpenAI社 API KEY」欄に先ほどコピーしたAPIキーを貼り付けます。
「ChatGPTボットの性格付け、言葉遣い、事前情報などを自由文で記載します。」には、このボットがどのような役割をするのか、どのような振る舞いをするのかを記述しておきます。 これはシステムプロンプトといい、AIに対する基本的な指示になります。
シンプル返信での設定
ChatGPTのタグを使って、シンプル返信を設定します。
{chatgpt:{message}}
というタグを書くと、ユーザ入力をすべてChatgptに渡して応答を生成してくれます。
タグとは、シンプル返信から様々な機能を呼び出すもので、{ }
で括られています。
どのようなタグが使えるかは置き換えタグ一覧で確認する事ができます。
例えば、シンプル返信で定義できないような全ての返信をChatGPTに任せる時には、シンプル返信に以下の行を追加します。
検索ワード | 返信メッセージ | 優先度 |
---|---|---|
(.*) | {chatgpt:{message}} | 1 |
うまく動かない時には、以下を確認してください。
-
返信メッセージにタグが含まれてしまう場合
→ 返信メッセージのタグの記述に誤りがあるかもしれません。
{}
や:
が抜けていないか、全角になっていないか確認してください。 -
想定していない応答が返信される場合 → うまく検索にマッチしていないので、検索ワード、優先度を確認してください。